Column
中学受験の丸つけ、親はどこまでやる? 本人採点と保護者採点の分け方
中学受験の家庭学習では、丸つけを誰がやるかで迷うことがよくあります。全部を親がやると時間が足りない。子どもにまかせると、甘くなっていないか心配になる。暗記の分野にしぼって、考え方を整理します。
本人採点のよいところ
- 答え合わせそのものが復習になる。 自分の答えと正解を見比べる時間に、「ここがちがった」と気づけます
- 親の時間を取らない。 仕事や下の子の世話がある日でも、学習が止まりません
- 自分で進める習慣がつく。 受験が近づくほど、自分で弱いところに戻れる力が役に立ちます
本人採点で心配なところ
- 甘くつけてしまう。 「だいたい合ってる」を○にしがちです
- 字の細かいまちがいを見逃す。 一画足りない、へんがちがう、といったまちがいは、本人は気づきにくいものです
- ×をつけたくない。 ×が多いと気持ちが下がるので、つけるのを避けることがあります
保護者が採点すると、基準がそろい、字のまちがいも拾えます。一方で、毎日の丸つけを全部引き受けると、親の時間が学習のペースを決めてしまいます。
迷いやすい答案は、先に基準を決める
本人採点でも保護者採点でも、○か×かで迷う答案があります。迷うたびに決めていると、日によって基準がぶれます。よくあるものは、先に決めておくと楽です。
| 答案 | 例 | 決め方の例 |
|---|---|---|
| ひらがなで書いた | 「ほうじょう時宗」 | 漢字で書くよう指定された問題なら×。ふだんから×にしておくと本番で困らない |
| 一字だけちがう | 「藤原道長」を「藤原道永」 | ×。本番でも点にならない |
| 別の言い方で書いた | 「ヤマト政権」を「大和朝廷」 | 正解と一緒に示された別の答えなら○。なければ保護者が確かめる |
| 字がくずれて読めない | — | ×にして、ていねいに書き直す |
いちばん迷うのは、別の言い方です。教科書の表記が変わった用語や、呼び方が2通りある用語は、本人だけでは判断しにくいので、保護者が見る場面として残しておくとよいでしょう。
分け方の例
どちらか一方に決める必要はありません。家庭ごとに、次のような分け方があります。
| 分け方 | 向いている家庭 |
|---|---|
| ふだんは本人、週に1回だけ親がノートを見る | 子どもが自分で進められる。親は様子をつかめれば十分 |
| 国語の漢字は親、社会・理科の用語は本人 | 漢字の書き取りの細かい字が気になる |
| はじめの1か月は親、慣れたら本人 | 採点の基準を先にそろえたい |
| 平日は本人、週末は親が一緒に | 平日は親の時間が取れない |
社会・理科を本人採点にする場合も、人物名や用語の漢字はまちがえやすいところです。上の表の基準(一字ちがいは×)を本人と共有しておき、親がノートを見る日に、字も一緒に確かめるようにします。
暗記ログでの採点
暗記ログは、答えを手元のノートに書き、画面で○×だけをつける問題集です。答え合わせの画面には正解と一緒に、正解として扱う別の書き方(「これも正解」)も出ます。上の表の「別の言い方」は、ここで確かめられます。
保護者設定の「採点モード」で、本人か保護者かを選べます。
- 本人:お子さんが画面の答えとノートを比べて○×をつけます
- 保護者:保護者の方が答えを見て○×をつけます。あとから○×を直す画面と、単元をリセットする画面は、保護者のパスコード(決めていなければパスワード)を入れてから開きます
どちらのモードでも、つけまちがいに気づいたら、出題画面の「さっきの○問の答え合わせをやり直す」で直前の記録をつけ直せます。
まず1単元を、親子で「これも正解」を見ながら採点してみてください。家庭の基準を決めるきっかけにもなります。無料プランでは、各分野の最初の単元を試せます。採点の流れは使い方のページにあります。
