Column
塾なしの小6の夏、社会・理科の暗記を優先した話
暗記ログの運営者です。わが家は塾に通わずに中学受験をしました。今回は、小6の夏休みに何を優先したか、その経験を書きます。暗記ログはまだなく、すべて紙と手作業でやっていたころの話です。
夏期講習の時期に、算数で塾生についていけるか
小6の夏は、塾に通う子にとって夏期講習の時期です。算数の演習を重ねる塾生に、家庭学習だけでついていけるのか、不安でした。
家庭で算数を底上げするのは簡単ではない、と当時の私は考えていました。難しい問題でつまずいたとき、その場で解説してくれる先生がいないからです。夏が終わったとき、算数で塾生との差が広がっていることは覚悟していました。
算数で追いかけず、暗記に時間を回した
そこでわが家は、算数で同じ伸びを狙うのではなく、社会・理科の暗記に力を入れることにしました。
用語を答える問題なら、解答と照らして家庭でも採点できます。独学でも進めやすく、時間をかけた分の手応えも見えやすいと考えました。算数で差が開く分を社会・理科でおぎなえれば、4科の合計では戦える、というのが当時のねらいです。
実際にやったこと
- 1日1科目にしぼる。 その日の勉強は1つの科目にしぼり、合計4〜5時間取り組みました
- 教材は1つにしぼる。 4科目がそろった市販のまとめ教材を使いました
- 間違いノートを作って3周する。 1周目でまちがえた問題を控えておき、2周目・3周目はそこを中心に解き直しました
算数も捨てたわけではありません。同じまとめ教材で、同じように間違いノートを作って進めました。算数で大きく伸ばすことは狙わず、力を落とさないことを目標にしました。
保護者の手がかかったのは、勉強以外の作業
いちばん大変だったのは、毎日合計4〜5時間、同じ科目に向き合い続けた子ども自身です。そのうえで、保護者として手がかかったのは次の作業でした。
- 丸つけ。 1日4〜5時間分の答案に、毎日○×をつけます
- まちがえた問題を抜き出す。 どの問題をまちがえたかを探して、間違いノートに控えます
- 解答用紙を消す。 解答用紙は1枚しかありません。2周目をやらせるために、まちがえた答えを消しゴムで消していました
丸つけは、どこまで覚えたかを確かめるために欠かせません。けれども、まちがえた問題を探して控えることと、解答用紙を消すことは、それ自体は勉強ではない作業です。それでも、やらなければ2周目・3周目に進めませんでした。
夏休み明けの模試
夏休み明けの模試では、4科の偏差値を落とさずに済みました。科目ごとに見ると、算数は少し下がりましたが、社会・理科は大きく上がりました。算数で開いた分を社会・理科でおぎない、4科の合計を保てた形です。秋からの本番に向けて、戦える状態で夏を終えられました。
もちろん、これはわが家の一つの結果です。同じようにすれば、どの家庭でも同じ結果になるとは言えません。
この作戦が向く家庭、向かない家庭
向いていると思う家庭
- 塾に通っていない、または算数の授業を家庭で補えない
- 志望校が4科の入試で、社会・理科の配点が小さくない
- 社会・理科の基礎〜標準の用語に、まだ覚えきれていないものが多い
向かないと思う家庭
- 志望校が算数・国語の2科や、算数の比重が大きい入試
- 算数の基礎(計算や典型問題)が固まっていない。この場合は算数を先に固めたほうがよいと思います
- 社会・理科の暗記がすでに仕上がっている
この経験から、暗記ログを作りました
あの夏の作業のうち、まちがえた問題を探して控えることと、解答用紙を消すことは、なくせるのではないか。そう考えたのが、暗記ログを作ったきっかけです。
暗記ログに収録された問題なら、復習の準備がこう変わります。
- まちがえた問題を探さなくていい。 ○×をつけると問題ごとに残り、次の回は「バツ」を選ぶだけで、まちがえた問題だけが並びます
- 間違いノートを書かなくていい。 ×の問題は「定着ノート」にたまり、A4 で印刷できます。答え欄が空欄の版を刷れば、そのまま2周目のプリントになります
- 解答用紙を消さなくていい。 答えは手元のノートに書き、問題は何度でも白紙の状態で出ます
丸つけは、いまも本人か保護者がノートと答えを見比べてつけます。変わるのは、そのあとの抜き出しと消す作業です。
暗記ログが扱うのは、社会・理科・国語の暗記の問題です。算数の間違い直しは、これまでどおりノートで続けてください。
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