Column

中学受験の「間違い直しノート」の作り方と、続かなくなる理由

テストや問題集でまちがえた問題を集めて、あとで解き直す。いわゆる「間違い直しノート」は、中学受験の家庭学習でよく使われるやり方です。始めるのは簡単ですが、続けるのは意外と大変です。

間違い直しノートがあると何がよいか

いちばんの利点は、覚えていない問題に、すぐ戻れることです。

問題集を最初からやり直すと、もう解ける問題にも時間を使います。まちがえた問題が手元に集まっていれば、限られた時間を弱いところに多く回せます。

よくある作り方

作り方やること手間がかかるところ
コピーして貼るまちがえた問題をコピーし、切ってノートに貼るコピー・切り貼りの時間
問題を書き写すノートに問題文を写し、答えは別に書く書き写す時間、写しまちがい
番号だけ控える「p.34 の5番」のように、問題集の場所だけメモする解き直すたびに問題集を開いて探す
付箋をはる問題集のまちがえた問題に付箋をはる解けたら外す判断、付箋が増えすぎる
表やアプリで管理表計算ソフトやノートアプリに一覧を作る入力の手間。作った人しか中身を把握していないことが多い

どれも、うまく回っているあいだは効果があります。

続かなくなる理由

続かなくなる理由の一つは、ノートづくりに勉強そのものではない作業が多いことです。

  • 集める手間。 まちがえた問題を探し、コピーするか書き写す
  • 状態を管理する手間。 解き直して○になった問題を、ノートに残すか外すか決める
  • 次にやる問題を選ぶ手間。 「今日はどこを解き直すか」を毎回決める

こうした作業は、保護者の方の担当になることがよくあります。塾の宿題やテストが増える時期ほどノートづくりが後回しになり、気づくと数週間分がたまっている、ということも起きます。

続けるための工夫

手作業で続けるなら、作業を減らすのが効果的です。

  • 問題文を写さない。 番号とページだけを控え、問題は元の問題集で解く
  • 記録は○×だけにする。 解き直した日と○×だけを書き、細かいメモは必要なときだけ
  • 外す基準を決めておく。 「2回続けて○なら外す」のように決めておけば、毎回迷わない
  • 科目ごとに分ける。 算数の解き直しと、社会の用語の覚え直しは、かかる時間がちがうので別にする

最後の点について補足します。算数の途中式や国語の記述は、まちがえた理由を書き残す価値があります。一方、社会・理科の用語や漢字は答えが1語で決まるので、○×と日付が残っていれば足りることが多いはずです。

暗記ログで解いた問題は、ノートづくりがいりません

暗記ログは、社会・理科・国語の暗記問題を解く Web の問題集です。先に書いておくと、暗記ログが記録するのは暗記ログで解いた問題だけです。塾のテキストやテストでまちがえた問題を登録することはできません。

そのかわり、暗記ログで解いた問題については、上の「集める」「管理する」作業がいりません。×をつけた問題はそのまま「定着ノート」にたまり、A4 で印刷できます。

  • 見る版:問題と答えが並ぶ一覧。答えは赤シートで隠せる色です
  • 書く版:答え欄が空欄。まちがえた問題だけのプリントとして、紙に書いて解き直せます
  • 書く版+解答:書く版の最後に答えのページがつきます

「まだ印刷していない問題だけ」「単元ごと」にしぼって印刷することもできます。塾の算数や記述の間違い直しはこれまでどおりノートで、社会・理科の用語や漢字の土台は暗記ログで、という分け方ができます。

収録された問題なら、コピーも切り貼りもせずに、×の問題だけの復習プリントができます。無料プランでも、体験版の単元(各分野の最初の単元)でつけた×は、3つの版とも印刷できます。まず1単元を解いて、自分の×が1枚のプリントになるところを試してみてください。操作の流れは使い方のページにあります。

ノートを用意して、まずは1単元。

答えはノートに書き、画面で○×をつけるだけ。まちがえた問題は「バツ」を選べば、まとめて解き直せます。登録は保護者のメールアドレスだけで、無料プランでは各分野の最初の単元を試せます。